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  • 「名古屋港にイルカの仲間「スナメリ」出没 冬にやってくるワケとは」

    名古屋港に突如、とある生き物が姿を現しました。
    視聴者が2月18日に捉えた映像には海面をジャンプする生き物の姿が。

    目撃した生き物とは?

    名古屋港水族館にほど近い岸壁。ここで、ある生き物の姿がカメラに捉えられていました。

    水面から現れる体の一部。周辺を泳ぎ回る姿を拡大してみると、水しぶきを上げ、呼吸をしているように見えます。
    さらに、カメラのすぐ近くにも。体の大きさは小さいながら、イルカのように見えます。

    その正体を確かめようと、取材班がすぐ近くの水族館を訪ねると、慌ただしく走る水族館職員の姿が。

    「あの辺じゃない」
    「あの辺、鳥めっちゃいる」(水族館職員)

    またしても、あの生き物の目撃情報が。水面近くを飛び交う鳥も何かを探し回っているように見えます。

    「あ、いたいた!」(水族館職員)

    わずか数秒ながら、その姿が捉えられました。これを見た職員は…。

    「スナメリですね。イルカの仲間です」(名古屋港水族館 加古智哉さん)

    スナメリは、体長2メートル弱の背びれのないイルカの仲間。
    その数は減少しているとみられ、野性の個体が陸の近くで目撃できるのは珍しいといいます。

    今年1月に伊勢湾で行われた調査では

    「こちらの写真の中に、6頭のスナメリが写っています。大群でしたので、推定で50頭くらいはいたのではないかと思います」(名古屋港水族館 加古智哉さん)

    背後にはナガシマスパーランドがそびえ、私たちの身近な場所の近くを泳ぎ回っていたのです。

    また、10年ほど前には、桜の名所として知られる山崎川にも、体長約1メートル60センチの大人のスナメリが1頭迷い込む騒ぎが。
    群れからはぐれ、迷い込んできたとみられています。

    なぜ、名古屋港にスナメリが現れたのか

    「今までの調査では、スナメリは冬に名古屋港に入ってくることは分かっています。冬は名古屋港の中は水温が(伊勢湾内の他と)比べて高くなっているので、その影響があるのではないかと考え、調査を行っています」(名古屋港水族館 加古智哉さん)

    海水温の変化を感じとり、暖かい場所を探して、ここへ来たのではないかとみています。さらに…。

    「コノシロとかボラとか小さな魚を食べています。エサとなる魚がたくさん入ってきているので、入ってきているのではないか」(名古屋港水族館 加古智哉さん)

    スナメリが現れるのは、1月から2月の昼ごろが多いそうです。見つけるポイントは、魚を狙って集まるカモメやウの真下。

    お腹を空かせたスナメリが運良く見られるかもしれません。

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