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  • SNS上で話題の“芸術的な”餌やり 飼育員が極めたスゴ技の秘密

    SNS上で飼育員の餌やりの動画が大反響を呼んでいます。

    飼育員の餌やりの動画が大反響のワケとは 日本モンキーセンター

    今年1月、SNS上にある動画が投稿されました。
    バケツを手にした1人の男性。すると、中身を豪快にばらまきました。
    この動画を見た人たちの反応は、「美しいフォーム」「プロフェッショナルだ」「これはドラフト1位の肩」と、すぐに大きな反響を呼び、動画の再生回数は130万回を超えたといいます。

    取材班は大反響のワケを探るため、愛知県犬山市にある「日本モンキーセンター」へ向かいました。モンキーセンターには約60種類900頭のサルの仲間がいて、それぞれの特徴を活かした展示などを楽しむことができます。

    その中にあの動画の秘密を握るというサルが。黒い顔にオリーブ色の体毛の「アヌビスヒヒ」です。昼前、飼育員が姿を見せると約80頭のヒヒがざわつき始めました…。

    「バケツの音や飼育員が餌を切っている音に反応して、そわそわして動き始めました」(日本モンキーセンター 荒木謙太 飼育員)

    バケツに入っているのはフルーツや芋などヒヒたちの“お昼ご飯”。動画は餌やりの様子を撮影したものです。

    「じゃあ投げます」(日本モンキーセンター 荒木謙太 飼育員)

    大量の餌が入ったバケツを大きく振りかぶる飼育員。そして、バケツから放たれた餌は美しい扇状に広がりました。散らばった餌にすぐに群がるヒヒたち。中には欲張ってポロポロ落とすヒヒも…。

    餌が入ったバケツを、記者が持ってみると…、

    「かなり重いので、思いっきり振り切るためにはかなりの力が必要ですね」(記者)

    バケツ1つの重さは約10キロ。餌やリは朝・昼・夕方の3回。飼育員はこの力仕事を10年ほど前から続けているといいます。
    ではなぜこのような投げ方を始めたのでしょうか?

    「(80頭の中には)順位が高い子から低い子、おとなやこどもがいるので、皆にまんべんなくいきわたるようにこのような餌のあげ方をしています。(コツは)ためらわずに豪快に投げることです」(日本モンキーセンター 荒木謙太 飼育員)

    さらに、この餌やりの目的は“けんか防止”のためだけではないといいます。

    「均等に(餌を)あげることで、どの子が“食欲あるのか、ないのか”を確認したりします」(日本モンキーセンター 荒木謙太 飼育員)

    餌やりの時間にサルの健康状態まで確認しているという、飼育員。一見派手に見えた餌やりも、しっかりとした理由がありました。

    イワシの大群でトルネードを演出 名古屋港水族館

    一方、名古屋市港区にある「名古屋港水族館」。
    毎日多くの人が集まるのが、名物「マイワシのトルネード」。約3万5000匹のイワシが変幻自在に水槽を泳ぎ回る大人気の演出です。

    「魚のゆれる感じが本当にすごくきれいなので」
    「きれいだった」
    「(いわしが)バーッと集まってきて、体に光が反射してきれいに見えたのが良かったです」(来館客)

    実はこの演出の裏にも“スゴ技”があるそうで…、袋の中に餌を詰め込み水槽に落とす飼育員。餌が入った袋を一度底まで落としゆっくりと引き上げることで、餌が徐々に袋からこぼれその位置や強弱でイワシが列を作ります。
    水中カメラで覗いてみると、餌が広がってすぐにイワシの大群が集まっているのが分かります。

    「あまり早くあげすぎてしまうと上手く餌が出ないし、逆にゆっくりだと下だけで出ちゃうのでスピードのコントロールが難しい」(名古屋港水族館 岡本仁 飼育員)

    まるで指揮者のようにイワシの動きを操る飼育員。この熟練の技に込められた想いとは?

    「なるべく多くのイワシが食べられるような形になるので、非常に有効的な餌のやり方。食べられないイワシが出ないよう、このような形でやってます」(名古屋港水族館 岡本仁 飼育員)

    “美しすぎる"餌やりの数々。その裏にあったのは、動物たちが平等に健康に過ごせるよう見守る飼育員たちの優しさでした。

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    SNS上で話題の“芸術的な”餌やり 飼育員が極めたスゴ技の秘密
    中京テレビNEWS
    6分の動画・2019/3/2に公開

    中京テレビNEWS
    https://www2.ctv.co.jp/news/
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