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  • 突然に粉々に割れる「強化ガラス」 まさかの破損事故はなぜ起こるのか

    テーブルや鍋のふたなど生活の中の至るところで使われている「強化ガラス」。
    実はこの「強化ガラス」が前触れもなく粉々に砕け散る事故があるといいます。そのワケとは。

    中京テレビの記者の自宅で撮影された写真。粉々に割れているのは“ガラステーブル”のガラス板。その破片は部屋の至る所に広がっていました。

    リビングに置いていたのは、厚さ5ミリ、幅約90センチの“強化ガラス”がのったガラステーブル。記者がソファに座りテレビを見ていると突然、大きな音とともにガラス板が木っ端みじんに砕け散ったといいます。

    何の前触れもなく家の中で起きた、“まさかの出来事”。
    SNS上でも、「ガラステーブルが突如破裂音と共に割れて、すげーびびった」、「寝てたら突然、強化ガラステーブルが爆発しました」など、同様の報告が。

    またガラステーブル以外にも、強化ガラス製のコップや鍋ぶたが突然、破損する事故が相次いでいるというのです。

    国民生活センターによると、1999年度から2009年度に寄せられた強化ガラス製品にかかわる危害・危険情報は111件。

    そのほとんどが、家の中にある調理器具や食器など身近な生活用品でした。
    中には、破片で手の動脈や神経を切り8日間入院したケースもありました。

    突然割れる強化ガラス。その理由について専門家は、

    「もともと強化ガラス自体、自然破損する可能性があるので、ガラスの厚みの6分の1以上に傷とか欠けがあると、全損する可能性がある」(コダマガラス 児玉雄司 代表取締役)

    記者のガラステーブルにも、ガラスの端に小さな傷が入っていた可能性が指摘されました。

    強化ガラスが粉々に 意外な弱点

    取材班は名古屋市消防局とNPO法人ミッションクラブの協力のもと検証を実施しました。

    先端が平らになっているハンマーと、とがっているハンマーの2種類で強化ガラスに衝撃を与えます。

    まず先端が平らなハンマーで衝撃を与えてみると、

    「かなり力を込めて叩いたのですが、びくともしません」(記者)

    一方で、先端がとがったハンマーの場合は、わずかな力で強化ガラスは粉々に割れてしまいました。

    “強化ガラス”は、面の衝撃には強いものの、点の衝撃には弱い性質があるといいます。

    さらにその割れ方についても、ある特徴が。

    “強化ガラス”の破片をよく見てみると、細かい粒状に割れていて、普通のガラスほど鋭利な破片にはなりません。

    一方で、上からのカメラでガラスが割れた瞬間を見てみると、破片が広い範囲に飛び散っている様子がよく分かります。

    最も遠くまで飛び散った破片の距離を測定してみると、2メートル80センチくらいのところまで飛んでいました。

    強化ガラスには、割れた際に広い範囲に破片が飛び散るという弱点もあるのです。

    身近な生活用品にも多く使われる「強化ガラス」。ガラスに傷などが見つかった場合は、使用を控えるなど特性を理解した上で扱うことが重要です。

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    突然に粉々に割れる「強化ガラス」 まさかの破損事故はなぜ起こるのか
    中京テレビNEWS
    5分の動画・2019/3/18に公開

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    https://www2.ctv.co.jp/news/
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