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  • 災害救助犬「じゃがいも」の物語が教科書に 10回試験に落ち続けてもあきらめず挑戦

    フサフサとした黒い毛並みのかわいらしい雑種犬「じゃがいも」。
    じゃがいもは特別な資格「災害救助犬」の持ち主で、認定までには10回もの試験に落ち続けた末に、11回目の試験で合格したというド根性犬です。
    この度、そのド根性ストーリーが小学校の道徳の教科書に載ることが決まりました。

    取材班は、岐阜県富加町にある「日本動物介護センター」へ向かいました。

    フサフサとした黒い毛並みでかわいらしい犬は、無邪気に跳ね回っていましたが、ひとたび訓練士から指示を出されると、機敏な動きをみせていました。


    この犬の名前は「じゃがいも」、7歳。雑種のオスで「災害救助犬」という特別な資格の持ち主です。

    このじゃがいもが認定を受けるまでのストーリーが、2020年度から小学校6年生向けの道徳の教科書(日本文教出版)に載ることになりました。

    “挑戦することの大切さ”を学ぶ題材として選ばれたという、じゃがいも。
    そのストーリーを、かつて私たちも取材していました。

    じゃがいもが生まれたのは、8年前の2011年。東日本大震災での原発事故による混乱の中、福島県飯舘村で生まれました。

    “被災地で生まれた犬を、被災地で活躍する災害救助犬に育てたい”という、引きとったNPOの思いから、じゃがいもは災害救助犬を目指すこととなりました。

    認定試験に最初に挑戦したのは震災の翌年の2012年。

    しかし、大きな音にも動揺しないか確認する課題で、全く動じていないようにみえましたが、その場から逃げ出してしまったため不合格に。

    その半年後の再挑戦では、音には惑わされないようになりました。
    ところが、今度は土管の中に隠れた人の気配を感じて知らせるという課題が、練習では出来ていたのにもかかわらず、本番ではできませんでした。

    それでも、じゃがいもは諦めませんでした。
    出来ることを少しずつ増やし続け、試験に落ちることなんと10回。
    そして2017年、ついに災害救助犬の試験に合格したのです。

    このド根性ストーリーと共に、教科書には福島の被災者の『じゃがいもが頑張っているから自分も頑張れる』という声も掲載されているといいます。

    「じゃがいもを通じて被災地のことをちょっとでも知ってほしい、じゃがいもみたいに諦めずに頑張ってほしいと伝わればいいかなと思っています」(じゃがいもの訓練士 上村智恵子さん)

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    災害救助犬「じゃがいも」の物語が教科書に 10回試験に落ち続けてもあきらめず挑戦
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    4分の動画・2019/3/28に公開

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