名古屋を中心に活躍するエンターテインメント集団『BOYS AND MEN(ボイメン)』が日本の伝統や文化を世界に発信!『ボイメンジャパネスク』(中京テレビ、毎週金曜深夜24時59分~放送)では、誰もが知っているようで、実は知らないことを伝えていきます。
2019年5月28日配信の『【合気道編】未公開シーン4 塩田剛三伝説』では、ボイメンの水野勝くんが、合気道の開祖植芝盛平の高弟・塩田剛三の伝説について聞いてます。
(この動画は、2019年5月24日放送『ボイメンジャパネスク』の地上波未公開映像です。)
ボイメンの水野勝くんが、養神館創設者・塩田剛三氏の強さを総合格闘家・岩倉豪さんに聞いています。
総合格闘家・岩倉豪が語る、合気道・塩田剛三の強さ
水野くんが「岩倉さんは実際、塩田さんとどういった経緯で立ち会ったんですか?」と質問します。
岩倉さんが20歳の頃、若気の至りで塩田氏のセミナーに行った時のこと。
塩田氏のことを「インチキだろ」と思っていた岩倉さんは、「君の得意なもので殴って来なさい」という塩田氏の言葉に、当時プロともスパーリングをやっていた自慢のボクシングで勝負を挑みます。
グローブを付けて、思い切りパンチを繰り出すと…
体が宙に浮き、そのまま床に落とされたそうです。
「何が起こったか分からん、みたいな感じですか?」(水野くん)
「そうです」(岩倉さん)
その様子を見ていた人が言うには、殴った時に両足が宙に浮いて離れおり、手が下に行きかけた時に塩田氏に手を振られて肩から落ちていたのだそうです。

岩倉さんは、左肩を脱臼。当時の事は、あまりの痛さに覚えていないそうです。
さらに、塩田氏は岩倉さんの肩の骨をはめて帯で固定し、「3日間こうしておきなさい。そしたら治るから」と言い、その通りに脱臼が治りました。
岩倉さんは「これが本物というものか」と実感したそうです。
岩倉さんが戦った中には、インチキな人も沢山いたのだとか。
しかし、”本物”に当たるとアゴを折られたり、鼻を折られたり…と大ケガをするのだそうです。
「塩田さんは間違いなく本物ですか?」という水野くんの質問に、岩倉さんは深く頷いています。
実際に経験した方の話はすごい!と感動する水野くん。
岩倉さんも「ガチで倒しに行ったもんで、ガチで返されたと思う。あれで手を抜いとったら、手を抜いた返しになってると思う」と当時を振り返っていました。
養神館合気道龍・安藤毎夫師範が、師・塩田剛三の技を分析
「岩倉さんは実際何をされたんですか?」と養神館合気道龍・安藤毎夫師範に質問をする水野くん。
「多分…気の操作をされたんじゃないかなぁ」(安藤師範)
殴ろうとする”気”を外して力のベクトルを変え、技をかけたのではないかと分析します。
「ただ、手を使わなかったという事は…」という安藤師範の言葉に「えっ!手を使ってない?手を使ってなくてどうやって投げるんですかね?」と想像をはるかに超える事象に、水野くんは驚きが隠せません。

「結局、体さばきです」と安藤師範が弟子と実演してくれました。
向かってくる弟子を、スッと手でさばき、勢いよく倒しています。

技を目の当たりにしても何が起こったか分からず、呆然として言葉も出ない水野くん。
「今は手を使っていますけど、手を使わなかったという事は…」と言いながら、弟子の攻撃を手を使わず避け、倒しました。
「どういう感覚で投げられてるんですか?」(水野くん)
「(拳を)グーっといって突けると思っても、突けない。もう”いない”っていうか…」(投げられた弟子)
「そこにあるものが、急にいなくなる感じ?」(水野くん)
「そうですね。パッと(いなくなる)」(弟子)
相手が殴ろうとする”気”に合わせる(相手の呼吸に合わせる)のだそうです。
「植芝先生が、鉄砲の弾を避けたという所からひもといてくると、相手の撃とうとする”気”に合わせて、それをさばく。弾をさばくんじゃなくて、相手の気持ちを読んでさばく…日本古来から培っていた原理みたいなものがあったんじゃないかな」と安藤師範は分析します。
「じゃあパンチを避けているんじゃなくて、僕という”人の気持ち”を受けて投げているという事ですか、はぁ~」(水野くん)
合気道の奥の深さに触れ、驚きっぱなしの水野くんでした。

『ボイメンジャパネスク』
中京テレビ 毎週金曜深夜24時59分~放送
【番組HP】https://www2.ctv.co.jp/bmj/
【出演者】BOYS AND MEN 小西麗菜(おとめボタン)
磯貝初奈(中京テレビアナウンサー) 上山元気(中京テレビアナウンサー)
【ナレーター】キミノミヤ(バイリンガルVTuber)
※記事の内容は放送当時ものです。