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  • 金と銀の全身タイツ姿のおじさん約100人参上 商店街を全力疾走する謎のイベントに密着 名古屋・大須商店街

    金色と銀色の全身タイツ姿の集団約100人が、10月18日、名古屋市中区の大須商店街に出没し、謎のイベントが行われました。

    ラグビーボールを使ったあるゲームで因縁の対決を繰り広げました。
    その謎のイベントに密着しました。

    「10年間待ち続けた“金”を今回奪い取ります」(北チーム)
    「絶対勝ちだけは譲れん。“銀”を“銅”にしてやる!」(南チーム)

    名古屋市の大須商店街。招き猫でおなじみのふれあい広場には、金と銀の柱があります。この柱をめぐり商店街では因縁の対決が…。

    「(10年前)アーケードが造られるときに、金の柱をどちらに設置しようという話があり、10年前は金の大きな玉を転がして、早く回った方が勝ち」(大須大道町人祭 井上誠 実行委員長)

    もともと、このふれあい広場には屋根がありませんでした。
    10年前に屋根を作ったときに、大須商店街が「金の玉レース」を開催。

    全部で8つある商店街が4つずつ2チームに分かれ全面対決をしました。

    見事勝利し、金の柱を手に入れたのは、東仁王門通りを中心とする南チームでした。

    前回負けた北チーム。リーダーは婦人服店を経営する、大須新天地通商店街振興組合の前田勝夫理事長です。

    「前回は屈辱でした?」
    「屈辱でした。悔しかったです。こんなバカげたイベントをやるのが大須らしい」(北チームリーダー 前田勝夫さん)

    74歳の前田さん。しきりに恥ずかしいと言いながらも、銀色の全身タイツに着替えます。
    銀は前回負けた屈辱の色。

    商店街を歩くと、次々と声をかけられます。

    「恥ずかしい」(北チームリーダー 前田さん)
    「頑張って下さい」(商店街の人)
    「行ってきます」(北チームリーダー 前田さん)
    「頑張ってよ、今度は(金が)とれるように」(商店街の人)

    そして仲間と合流。

    「みんなで力を合わせて、頑張って勝ちたいと思います」(北チームリーダー 前田さん)

    一方、ステージ衣装を扱う店で静かに裁縫をしているのが南チームのリーダー。名古屋大須東仁王門通商店街振興組合の杉山直人理事長です。杉山さんは学生時代にラグビーの経験があります。

    「向こうはどうしても取り返したいと思っていますが、絶対に取らせない」(南チームリーダー 杉山さん)
    「ラグビー経験は役立ちますか?」(記者)
    「今回、特にはないですね」(南チームリーダー 杉山さん)

    栄えある金色のタイツに着替え、杉山さんも出陣。

    本番前の練習です。9個のラグビーボールを1チーム50人のメンバーがバケツリレーの要領で順番に運び、その速さを競います。

    スピードは想像以上に早く、ほぼ全力疾走!
    しかし…。

    練習でバテてないですか?
    「もうバテてます」
    「相手チームは若い子がいっぱい。見てごらん、(南チームは)おじいちゃんばっかり」(南チームメンバー)

    前回勝った金色の南チームですが、高齢化が心配の種。
    一方、リベンジに燃える銀色の北チームは、子どもや若者などフレッシュな顔ぶれがそろっています。

    そして中にはこんな人が。

    「日本人じゃないです、中国人です。みんな真剣、勝たないといけないので」(北チーム・雑貨店経営 小川麻衣さん)

    中国から来日して18年。雑貨店を経営する小川さんは商店街の人たちと少しでも交流ができればと今回参加を決めました。

    一見ふざけたようなこの対決。しかし、実行委員長には商店街へのある思いがあったのです。

    「町人、一人一人が町を思って、みなさんが団結する。そうなると町の活性化につながるので、町の人が頑張る姿は大事だと思う」(大須大道町人祭 井上誠 実行委員長)

    いよいよ決戦の時。スタートはふれあい広場。お互いに反対方向を周りながら、大須観音を折り返す、往復約1キロのコースです。

    「3、2、1、スタート!」
    商店街メンバー100人による大ラグビー大会が始まりました。

    大須の町をおじさんたちが駆け抜けます。金色の南チームが目指すのはもちろん連覇!
    雪辱を果たしたい銀色の北チーム。小川さんも頑張っています。

    銀色の北チーム、折り返し地点の大須観音に到着。遅れること24秒。金色の南チームも到着しました。

    ここでしばしの休憩。大須観音にお参りです。

    「勝ちました」(小川麻衣さん)
    「まだ前半ですよ」(記者)
    「でも後半勝つ可能性が大きい」(小川麻衣さん)

    熱い戦いを繰り広げていても、お参りを忘れないのは、さすが大須商店街のみなさん。

    後半も順調に走り続ける銀色の北チーム。
    しかし、前回王者の金色の南チームが信じられない追い上げを見せます。
    24秒差を跳ね返し、見事逆転勝ちをおさめました。

    「やったー!」(南チームリーダー 杉山さん)

    「負けたけど、みんなとコミュニケーションとれてよかったです。大須商店街大好きだから」(小川麻衣さん)

    自分たちから元気を発信すれば、街も元気になる。大須商店街がにぎわう理由です。

    17304:118597
    金と銀の全身タイツ姿のおじさん約100人参上 商店街を全力疾走する謎のイベントに密着 名古屋・大須商店街
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    8分の動画・2019/10/23に公開

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    https://www2.ctv.co.jp/news/
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