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  • 名古屋港にある背を向ける“そっけない胸像” なぜそっちを向いてるの? 街の不思議を調査

    名古屋の街に潜む不思議を調べました。
    名古屋市港区にある一見普通の胸像ですが、“向き”が変わっています。
    人々に背を向けているのです。そのワケとは。

    その胸像があるのは、名古屋市港区の名古屋港近くの歩道沿い。
    そこにはたしかに、歩道から完全に背を向けている胸像の姿が。

    でもなぜ、こんな向きなのでしょうか?街の人に聞いてみると。

    「船から来る人を見てるんじゃないかなと」
    「南…日当たり?」
    「水族館に行きたいとか?」
    「顔は見えん。だって後ろ姿だもん」
    「 こっち(歩道側)から見たら、後ろ姿しか見えないですよね」(街の人)

    名古屋港の気になる胸像。街の人は、この人物を知っているのでしょうか。

    「奥田さんっていう人?」(街の人)
    「知っていますか?」(記者)
    「いや知らない」(街の人)

    実はこの胸像、名古屋港の生みの親ともいわれる奥田助七郎。

    名古屋港開港に多くの人が反対していた明治39年、別の港に寄港する予定だった船を名古屋港に呼び込んだことで、反対していた人々を納得させ、開港の夢を実現させた人物の一人です。

    そんな胸像の見つめる先にあるのは…階段だけです。


    「階段を使う人の方を向いているんじゃないですか」
    「階段(の利用者)から見えるようにじゃない?」(街の人)

    階段の利用者に向けた胸像なのでしょうか?
    階段の先には名古屋港管理組合の庁舎。そこから出てきた人なら答えを知っているはず。

    「理由はあるんですよ。でもちょっとパッとは答えられないです…」
    「名古屋港開港ってことで、あっちを向いてるんだと思いますけど…」(名古屋港管理組合の庁舎から出てきた人)

    なんともはっきりしない答え。

    答えを知っているのは名古屋港管理組合の課長でした。

    「奥田助七郎は名古屋港の生みの親ともいえる人で、今後、名古屋港の物流の中心となる金城・飛島・鍋田ふ頭などを見てもらえるよう、この向きに設置しています」(名古屋港管理組合 小島陽一 課長)

    胸像を上から見てみると、視線の先に物流の中心となる金城ふ頭や飛島ふ頭があり、胸像は今も名古屋港を見守り続けています。

    とはいえ、違和感のある向きになっているのは、管理組合庁舎の移転が関係しているとのこと。

    胸像は約60年前に旧庁舎のそばに建てられ、海が見渡せる場所にありました。
    しかし、庁舎の移転に伴い、設置場所を変えざるを得なくなったのです。

    海の近くに建てることも検討したそうですが…。

    「奥田助七郎をみなさんに見ていただきたいという思いがあった」(名古屋港管理組合 小島陽一 課長)

    みんなに見てほしいという気持ちもあって、人通りが多い今の位置に決まった胸像。
    これからも名古屋港の発展を見守っていてくださいね。

    18726:1
    名古屋港にある背を向ける“そっけない胸像” なぜそっちを向いてるの? 街の不思議を調査
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    4分の動画・2019/12/11に公開

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