• 中京テレビNEWS
  • 世界初展示“テンプライソギンチャク”とは? 三重・鳥羽水族館「へんな生きもの研究所」

    三重県鳥羽市にある鳥羽水族館。館内の「へんな生きもの研究所」というコーナーで、世界で初めて、“テンプライソギンチャク”という生き物の展示が始まりました。

    テンプライソギンチャクとは? 天ぷら?イソギンチャク?

    「天ぷらに似た生物が人気を集めているんです」(坂元亮太 記者)

    鳥羽水族館の一番の人気者といえば、つぶらな瞳が愛くるしいメスのジュゴンの「セレナ」。

    「サメより大きい気がする」
    「すごいどてっとして、めちゃめちゃ大きくてかわいいです」(来館客)

    しかし、そのセレナの人気をしのぐかもしれない、ニューカマーがやってきたのです。

    「水槽の中に“テンプライソギンチャク”が入っています」(鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也さん)

    天ぷらに、イソギンチャク?!一体どういった生物なのか、なかなかイメージができません。

    街の人にも聞いてみると。

    Q.テンプライソギンチャク、知っていますか?
    「知らないです。天ぷらの衣みたいなイソギンチャク?わかんない」(学生)

    「天ぷらですからね、名古屋ですから。岩にくっついていて、天ぷらみたいに揚げるとジュワーって(広がるのか?)」
    「食べたら油が出てくるとかじゃない?揚げた時に油がジュワーって出る、これが揺れて泡みたいに見える(のか?)」(東京から出張中の男性)

    名古屋市天白区にある、天ぷら料理店「天ぷら屋さん」。同じ“テンプラ”ということで、こちらのご主人は知っているのでしょうか?

    「初めて聞きました。そういうイソギンチャクがあるんですか?イソギンチャクは天ぷらにしないですからね」(天ぷら料理店 「天ぷら屋さん」 店主)

    結局、誰も知らない“テンプライソギンチャク”。一体どんな生物なのでしょうか?

    「(近くの海辺で)2013年にテンプライソギンチャクを見つけたんです。(調べてみたら)珍しいイソギンチャクとわかったのでうれしかった」(鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也さん)

    「水槽の中に入っているのが、テンプライソギンチャクです。(岩にたたずむ)オレンジ色がかったイソギンチャクがテンプライソギンチャクです」(鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也さん)

    Q.なぜ“テンプラ”なのでしょうか?
    「エビの天ぷらにそっくりだということで、テンプライソギンチャクとついたそうなんです」(鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也さん)

    実はこのテンプライソギンチャク、触手が閉じると、ふっくらとしたエビ天の衣のようなボディに、ピンク色の尻尾のようなものが現れ、その姿はまさにエビ天のよう。

    テンプライソギンチャクは、カイメンという海などに生息する海綿動物とイソギンチャクが強固に共生することで、エビ天のような見た目になっているということです。

    体長がわずか3~4ミリと、とても小さなテンプライソギンチャク。今回、残念ながら取材班のカメラでは触手が閉じた“エビ天姿”を捉えることはできませんでした。

    「カイメンに共生するイソギンチャクは知られていない、そこが珍しい。日本でもですけど世界でも鳥羽水族館でしか見られないと思います」(鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也さん)

    テンプライソギンチャクを見た、来館者の反応は。

    「エビ天に似ていました。おいしそう」
    「天ぷらみたいって思いました」(来館者)

    名前も見た目もユニークな生物“テンプライソギンチャク”、鳥羽水族館の新たな人気者になっていきそうです。

    7201:1
    世界初展示“テンプライソギンチャク”とは 三重・鳥羽水族館
    中京テレビNEWS
    5分の動画・2018/8/29に公開

    中京テレビNEWS
    https://www2.ctv.co.jp/news/
    愛知・岐阜・三重の最新ニュースをいち早くお届けします。

    ナゴヤ発!TV配信サービス