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  • 「名古屋風」たこ焼きとは 「しょうゆ味」のナゾ

    たこ焼きといえば、ソース味が一般的ですが、実は、“名古屋風たこ焼き”があることをご存知でしょうか?

    “名古屋風たこ焼き”、一体何味なのか?そのルーツを調べてみました。

    たこ焼きといえば、何味が定番でしょうか?

    Q.たこ焼きといえば、何味?
    「たこ焼きと言えば、ソース味」(街の人)

    たこ焼きといえば、ソース味が一般的ですが、では“名古屋風たこ焼き”を知っているか聞いてみると。

    「みそ味」
    「ポン酢とかなんかねえ」
    「チーズかなあと思って」(街の人)

    街の人々の答えは、みそ、ポン酢、チーズとさまざまでしたが、これらは全部ハズレでした。
    一体、“名古屋風たこ焼き”とは、どんなたこ焼きなのでしょうか?

    確かめるべく、取材班が向かったのは、名古屋市熱田区にあるたこ焼き店「吉川屋」。

    このお店で、名古屋風たこ焼きの作り方をのぞいてみました。名古屋風たこ焼きの秘密は、一体どこにあるのでしょうか?

    「名古屋風です。
    (Q.何味ですか?)しょうゆ味です」(吉川屋 柳田幸太郎 店長)

    名古屋風たこ焼きは「しょうゆ味」。鉄板に生地を流し込んだ後にしょうゆをかけます。これが、名古屋風たこ焼きだといいます。

    この名古屋風たこ焼きは、大手食品メーカー「テーブルマーク」から「ま~るいたこ焼 名古屋の味 しょうゆ味」という商品も発売されています。

    大阪をはじめ、全国で主流となっているのは、ソース味のたこ焼き。一方、東京などを中心に広まっているのが、カリッと表面を揚げたたこ焼きです。

     

    「しょうゆ味」の理由は

    なぜ名古屋風たこ焼きはしょうゆ味なのでしょうか?

    Q.なぜ名古屋でしょうゆ味のたこ焼きが生まれた?

    「僕の祖母が吉田さんって方と大阪でたこ焼きというものを見た時に、お婆ちゃんと一緒に色々試行錯誤しながら、もっと手軽にできるようにといって作り上げたんだと思う」(吉川屋 福岡克将さん)

    お好み焼きやたこ焼きなど粉モノ食品を研究している、日本コナモン協会によると、ソースたこ焼きの元祖といわれている大阪も、昭和の初めはソースではなく、生地に出汁を加えて焼き上げていて、今主流の濃厚な甘辛いソース味のたこ焼きが発売されたのは、実は戦後になってからということです。

    吉川屋の福岡さんのお婆さま(吉川滋子さん)が考え出されたという、しょうゆ味のたこ焼き。これは、昔の大阪の味を参考にし、完成したものだったのです。

    ではなぜ、この地方でしょうゆ味のたこ焼きが名古屋風として定着したでしょうか。料理研究家の加藤治美さんに聞いてみました。

    Q.なぜ名古屋風たこ焼きは、焼いている時にしょうゆを入れるのか?

    「名古屋(愛知)というのは、赤みそ文化・豆みその文化なんです。貯蔵中に液体が浮いてくる、この液体が通称たまり(しょうゆ)というものなんです。たまり(しょうゆ)に慣れ親しんだ名古屋人・愛知県人が(しょうゆ)使ったのではないかと想像します」(料理研究家 加藤治美さん)

    また、しょうゆ味が広がった秘密は、この地方の文化以外にもあるのではといいます。

    「おしょうゆを垂らすと鉄板のところにこぼれて、独特の香りが食欲をそそる香りだと思う」(料理研究家 加藤治美さん)

     

    名古屋風として広がった、しょうゆたこ焼き。お客さんの反応は?

    「小さい頃からもう20年以上通っている。親に買ってきてもらったり自分で買いに来たり」
    「やっぱりしょうゆ、それ以外食べないもん」(客)

    Q.ソース味は食べないですか?
    「食べないねえ」(客)

     

    これから寒くなるこの時期、名古屋風たこ焼きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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