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  • 昔の動物園に「龍」がいた?名古屋・鶴舞公園のナゾ

    名古屋市昭和区にある「鶴舞公園」、約90年前は動物園でした。実は昔、園内に“龍”がいたという説もあるといいます。

    そこで、鶴舞中央図書館の職員で、“名古屋なんでも調査団団長”の高木聖史さんが調査に動き出しました。

    発端は、1枚の平面図。

    今から90年前の昭和3年、鶴舞公園に動物園があった頃の動物園のマップ。そこには“龍”の文字があったといいます。

    このマップを、名古屋市千種区の東山動植物園に来ていたお客さんに見てもらったところ。

    「龍?龍いたんですか?」
    「タツノオトシゴ?分からない」(来園客)

    当時のことを知っているかもしれない年配の来園客は。
    「龍はどうかな…見たことないけど」(94歳・女性)

    当時の鶴舞公園の動物園に行ったことのある100歳の女性は。

    Q. 昔の鶴舞公園の動物園に龍はいました?
    「そんなのいないわよ」(100歳・女性)

    なかには、こんな意見も。
    「今ある、恐竜の像じゃないの?」(来園客)

    現在、東山動植物園には恐竜の像があるため、その恐竜の像を龍だといっているのでは?といいます。では、90年前のマップに記された“龍”とは、この恐竜像のことなのでしょうか。

    「これ自体の可能性はもうないですね。間違いなくこちら(東山動植物園)で新たに建設されたものです」(東山動植物園 渡邉剛さん)

    今の東山動植物園のオープンは昭和12年。恐竜像はその翌年に建てられたものです。90年前のマップにある“龍”ではありません。

    東山動植物園の職員は園内に唯一あるという、龍のもとへ私たちを案内しました。

    「まぎれもなく龍ですね」(東山動植物園 渡邉剛さん)

    噴水にあしらわれた龍。こうした人工物の龍を、あのマップの龍は意味しているのでしょうか。

    また、昭和8年のころの鶴舞公園の動物園の写真も確認。ヒョウやシマウマやゾウなどいろいろな動物がいましたが、龍は見当たりません。

    「当時、龍っていうものを別の物として、何か言っていたのかってのも、いろいろ聞いてみたんですけど分からないです」(東山動植物園 渡邉剛さん)

    “龍”の謎にたどり着けたか ヒントは絵葉書に

    鶴舞中央図書館の高木さんが調査を始めたのは今年3月。先月、名古屋市市政資料館でかなり有力な情報にたどり着きました。

    それは、鶴舞公園の動物園開園当初、大正7年の絵葉書です。

    表面に描かれていた生き物、これは“龍”と思いきや、ツノがありません。どうやらワニのようです。

    当時の資料にも、ワニが展示されていた記録が残っています。

    注目するのは絵葉書の裏面。当時の鶴舞公園の動物園の園内の写真が残っていて、その中に“龍”ではなく、龍の字に“さんずい”のついた“瀧(たき)”っぽいものが写っていました。

    もう一度マップを見てみると、確かに記されていたのは“龍”ではなく、“瀧”のようにも見えます。

     

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